ミツボシ☆☆★に関しての記述
「アイドルマスターシンデレラガールズ」の登場人物の一人であるアイドル、本田未央。明るく元気な、まさに”パッション”の象徴とでもいうべき彼女。
私は先日、デレマスに登場するアイドル達のキャラソンをすべて聞いておこうとネットサーフィンを開始した。そんな折、彼女の、本田未央のキャラソンである「ミツボシ☆☆★」を試聴した。
軽快でキャッチーなメロディー、元気いっぱいな彼女の声にも非常に合っている。
しかし、なんだ、歌詞が。
現実のアイドルにも「バカキャラ」はいる。それがかわいいと感じる人間も多いだろう。しかしあまりにも。
「そばにいてくれる友達に圧倒的感謝」
「夢に夢見た大フライト」
「ミツボシ☆☆★そろって光ってまぶしい!ってYou Say?」
語彙力が低すぎる。
この歌詞がバラード調でしっとりと耳に入ってきたのであればまだ良かった。しかし先ほど述べたように、パッション全開、元気いっぱいの曲調にこの歌詞が乗るわけである。
歌詞とメロディーは奇跡的な形でシンクロし、最高に頭の悪いハーモニーを奏で始めるのだ。
しかしそれではあまりにも彼女が忍びないと思い、私は新しい歌詞を考えた。
小文字が元の歌詞です。
友情は喜びを二倍にし、悲しみを半分にする。頭上で煌めく星々は、いつまでも変わらず私たちを見守ってくれている。
燃やせ友情!パッションはミツボシ☆☆★
最悪の気分で目を覚ました。昨日の酒がまだ残っているのだろう、乱雑に転がるビールの空き缶に目をやり、うんざりした気分で布団から出る。
なやみゴト尽きない時代だ
大量の迷惑メールが携帯を点滅させていた。以前友人に迷惑メールの防ぎ方を習ったが、ややこしくて実践はしていない。それらを削除しながら泥のような意識を覚醒させるのが私の日課だった。
そばにいてくれる友達に感謝
ふと、一通のメールに目が留まる。送り主は「島村卯月」。
「どんな時も仲間がいるから」
彼女と暮らしていた日々の記憶には不快感と満足感が同居している。別れたのは一年前。夕刻を過ぎても帰宅しない日が増え、夜半を過ぎても帰宅しない日が増え、ついにはそれが日常となった。
なんて照れちゃう事
夫婦という間柄を放棄し、娘を放任するに至ったのは必然だった。しかしそれでも、彼女のとの日々は幸せであった。不快なのはそれをいつまでも引きずる自分自身の女々しさだ。
真顔で言えちゃう
更に言えば、このメールを期待と興奮のまま開こうとした自分の姿だ。虫唾が走る。
夢に夢見た 大フライト
自制が切り崩されるのを感じた。妻だった女性のことを思い出す。
手をつないだら
仕事を退職する日が決まると同時に離婚届が送り付けられた。退職は、私が引き起こした事件のせいだった。
大気圏突入も 怖くない
彼女は事件の翌日に娘を連れて家を出た。娘の凛を連れて実家へ。幾度、電話と訪問を繰り返し、話し合いを求めたかわからない。だが、送付された届けに判を押すまで、一度として私に会おうとはしなかった。
ミツボシ☆☆★→パッて弾けて
そのあと娘の、凛の姿を思い浮かべる。確か15になり、妻の実家の近くの女子高校に通っている。成績は優秀で、都内の国立大学を志望していた。
飛び乗って 流星
あとは.... いくらひねり出そうとしても、それだけだった。自分であきれるほどに情報が少なかった。ずっと働き通しで、家族を顧みなかった。
君と夢と愛を
妻も、娘も、すべてを失っていたことを一年越しに痛感する。カーテンから差し込む夏の陽射しが、今の私にはあまりにも染みすぎる。
目指し行くよ 今すぐ
飽きたのでやめます。いい曲ですよね!